オンラインサロン的『お客さま』と『ファン』と『スタッフ』と

オンラインサロンの話をすると、以下のような話がよく出て来ます。

 

「オンラインサロンって会員から会費もらって仕事とかやらせるんでしょ?!スゴいよねw」

「オンラインサロンは会員が自分から率先して色々やってくれて自走するので運営は楽ですよ!」

 

みたいな話です。

 

ひとつ目の話は、オンラインサロンの覇者(←私が勝手に付けてる敬称…リスペクトを込めて)キンコン西野さんのオンラインサロンで、イベントを開催する際のチケット販売で「スタッフ券」が一番早く売り切れるという話を過去にされた事が曲解して記事になったものを読んだ方の感想だと思いますが、正確に解説すると、西野さんのオンラインサロンでイベントを実施する際に、一般的なS席A席B席の他に「スタッフとして参加出来る券」を販売する事があって、そのチケットを買うとイベントの設営とか運営とか撤収とか、単なるお客さんとしてではなく、スタッフとして参加出来る権利を得られるわけですが、ここで「おかしい」という感情が起こる方の思考としては、仕事をすれば報酬がもらえるはずなのに逆にお金を払って働く事が意味不明で、何とか自分を納得させるために「それはもはや宗教だ!」という考えに至ってしまうと。

 

では、実施側の西野さんの主張はと言いますと、「普通では体験出来ない事を体験出来るわけで、その体験にお金を払うのは普通の事では?」という事なのですが、この「普通では体験出来ない事」が西野さんのイベントの場合、パリのエッフェル塔での展示会だったりするので、その設営となると夜中にエッフェル塔に入って作業したりするわけで、そんな事は普通に生きてるだけでは一生のうちにあるわけもない体験だったりするため、お金を払ってでも参加するというのは当然だという話です。※ちなみに、そもそも体験にお金を払うという事が理解出来ない(体験に価値がないと思ってる)人にはどこまで行っても理解されない事だと思いますが、そんな人は今の時代、かなりヤバいです。

 

ふたつ目は、オンラインサロンを始めようと思ってるオーナーが運営に対して不安を感じてる時に、企画プレゼンターがよく使うフレーズです。そもそも「自走」って何?って話なのですが、ここで言われる自走とは、オーナーがいちいち何かをしなくても会員同士が自発的にコミュニケーションしてくれて(ある意味、勝手に)コミュニティが運営されて成長して行く様を指して自走と呼んでるのだと思いますが、そんなものは幻想ですし、ありえません。しかも立ち上げ直後からなんて、ちょっと考えれば無理な話だと言うのは誰でもわかると思いますが、なぜかこれが出来ると思ってたりしますから、実際に始めた後に後悔するケースが多いのです。もちろん、オンラインサロンの特性を理解し、きちんとやるべき事をやると自走させる事は可能ですが、そこに至るまでにはそれなりに運営コスト(稼働)はかかりますので、作っていきなり自走しするコミュニティなんて見た事ありませんので、この言葉を発した人を信用するのは止めましょう。

 

さて、ここまでは前フリで、ここからが今回の本題です。

 

会員がスタッフ的な感情を持って参加するのは何もスタッフ券を買ったという理由だけではなく、根本に「自分も何かこのオンラインサロン(コミュニティ)に貢献したい(参加したい)」という前向きな感情があるからで、その感情を醸造するのがコミュニティマネジメントだったりします。コミュニティマネジメントが上手く機能して、会員との信頼関係が築けて行くと以下のように会員属性が変わって来ると私は思ってます。

 

お客さま → ファン → スタッフ

 

基本的には、オンラインサロンは会員から会費をいただくシステムなので、入会してくれた会員の事を(まずは)「お客さま」と考えるわけですが、会員属性がお客さまのままだとオンラインサロンは本来のポテンシャルを発揮出来ません。

 

日々のコミュニティマネジメントによって、会員との信頼関係を構築しようと頑張ります。すると、会員属性がお客さまから「ファン」へと変化する会員が出てきます。(これを敏感に感じる事も重要です。全員がそうではないので)中には最初から「ファン」属性の人もいますが、それは、オーナーが著名人だったりプロダクトオーナーだったりした場合で、何もない状態からであれば会員属性を「ファン」化させるのが最初のステップです。「ファン」化が上手く行くと会員はオーナーやプロダクトを積極的に応援しようという感情になってくれてますので、この段階で意見を聞いてみたり何かを一緒に(企画して)やってみたり、何かを販売するのもこのタイミングだと思います。

 

さらに信頼関係が深くなると「ファン」から「スタッフ」属性へと進化します。

 

スタッフ属性になると、(何かを購入する)金銭的応援や提供される企画だけでは物足りなくなり、このコミュニティをサポート(お手伝い)したいとか企画などにも制作側として積極的に関わりたいと考える会員が表れます。その会員属性が「スタッフ」です。ここまで来れば運営側思考になってますので、ネガティブな事も相談出来たりしますので、とても助かる存在になってもらえる可能性もあります。オンラインサロンオーナーが企業などの場合は、採用して社員化するなども可能性としてあると思います(その人の人となりはオンラインサロンでの活動や発言で判断出来るのでヘタな採用活動よりはよっぽど確実に必要な人材を確保出来る手段だと思います)

 

こちら↓の記事もぜひ
【オンラインサロンを始めるべき人】#02 人事部の採用担当のみなさん

 

 

この「お客さま」「ファン」「スタッフ」というのは、オンラインサロンにおける会員属性としてはとても重要な考え方で、冒頭で書いたエピソードは、いずれも会員属性が最低でも「ファン」化されてるから起こる事だと説明出来ますし、「スタッフ」化まで出来ていれば、もはやそういう事が日常だったりしますから自走するのは当たり前で、常にコミュニティが盛り上がってる状態となります。逆に会員属性がいつまでも「お客さま」のままだと冒頭のエピソードは起こらないどころか、よく言われる「お金を払って働かせるのはおかしい」とか「宗教だ」とか言われたりする原因となります。(←これは、オンラインサロンを知らない外部の人がよく言うフレーズですが、そういう理由だと思います)

 

現在の会員属性がどこなのかを把握するのはとても重要です。

把握する方法は日々のコミュニティマネジメントしかありません。

いつまで経っても「お客さま」属性のままだと、オンラインサロンとしてのポテンシャルはいつまで経っても発揮されませんので、日々のコミュニティマネジメントを通して「ファン」「スタッフ」への属性変換を目指しましょう。

 

 

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